バイトの先輩がビルの3階から落ちました。 落ちる途中、ビニールの屋根で跳ね返ったらしく、頭から落ちたそうなのだけれど、死にはしませんでした。 でも後頭部から額にかけて頭蓋骨にひびが入っていて、絶対安静面会謝絶だそうです。
死んでしまったのか生きているかの連絡が入るまで、みんな事務所で待機していたんだけど、漫画を読んだりご飯を食べたりしながらも、それぞれに心配そうな様子でした。 一見心配してないような行動をとる人もいましたが。
死んだら彼は好きなギターも弾けません。 それは悔しいことです。 僕の心に込み上げてくるものは、その悔しさでした。 もし僕がギターを弾かなかったら、彼の違った悔しさを想像していたのでしょう。 つまり、そういうことです。
playback いちょう、ひらり。 2000.04.04