雨降り

今日は雨。 冷たい雨の日でした。 雨の中を歩くのは苦手なのですが、今日しか昼間空いてる日がなかったので、学生証を更新しに学校に行きました。

雨降りの中を歩くのは嫌いです。 何故かと言うと、僕の歩き方がおかしいのか、つま先で弾いた水で、僕のスネはびちょびちょに濡れてしまうからです。 ジーパンなんて穿いてたら、その不快指数はさらに倍です。 この不快さに気付いたのは小学校の集団登校の途中でした。 見ると、みんなのスネはそんなに濡れてないのに僕のスネだけびちょびちょで、子供心に大きなコンプレックスでした。

夜寝る時や朝起きた時、布団の中から聞こえる雨だれの音は大好きです。 朝起きて雨が降っていると、「ああ、今日は部活の朝練中止だな」と、陸上部から離れてから何年もたつというのに、心のどこかで安堵感を覚えてしまうからです。

ここまで書いて、もうちょっと前向きになってもいいんじゃないかな。と思いました。 お気に入りの傘でもあれば雨降りの日が楽しくなるかもしれません。 でも僕はお気に入りの傘を5年前に無くしてしまったんです。 ちなみにお気に入りのマフラーは3年前に無くしました。

そんなわけで僕は雨降りの日は相変わらず嫌いです。

playback  いちょう、ひらり。 2000.04.05

東京ラブストーリー (続編)

今週の月曜(2016.01.25)発売の「ビッグコミックスピリッツ」に「東京ラブストーリー」の続編が読み切りで掲載されている。

連載終了から25年たち、50歳になった主人公たちを描いているとのこと。
子供時代に「トレンディードラマ」を観て育った世代としては、いま読んでおかないと、いつかふと思い出した時に後悔しそうだったので、少し不安を抱きながら読んでみた。

あまり期待していなかったのだけれど、読み終わったら、さわやかな気持ちになった。

もちろん一話読み切りなので大したストーリーはなく、「おまけ」みたいな話なんだけれど、なぜこんなに爽やかな気持ちになるんだろう?さっきから腕を組んで考えているのだけれど、なかなか言葉にできにない。

考えた。

ひとつめ。
東京ラブストーリーの続編を読みながら、主人公たちが漫画の中で25年前のできごとを振り返るのと同時に、僕は自分自身の25年前の時代的な空気や個人的なエピソードをなんとなく思い出していた。
25年前のことなんて、嫌なことはすべて忘れてしまって、楽しいことしか覚えていない。あんなに後悔したことも、いまとなっては自分らしさの素になっている気がする。遠くから見るととても綺麗に見える。でももちろん、もう近寄って手に触れることはできない。
ノスタルジックな思いを、自分だけでなく、登場人物たちと共有できる感じ。

ふたつめ。
主人公たちは、25年前のこと、25年前から現在までのこと、これからのこと、すべてをなんの迷いもなく100%前向きに肯定していた。読んでいる僕も、いまのところ自分の過去は後悔のないものだし、これからも素晴らしいものになる気がすると、前向き思えたからこんなに爽やかな気持ちになったのかもしれない。
このめちゃくちゃにポジティブな感じ。

というわけで、25年前のことを覚えていて、性格が割とポジティブな人にはおすすめだと思います。